ピリミジンヌクレオチドの代謝 ぴりみじんぬくれおちどのたいしゃ
ピリミジン塩基が肝臓の分解酵素によって水溶性のβアラニン、βアミノイソ酪酸、CO2、NH3となります。これらの物質は水溶性で排泄されやすいため、過剰摂取が問題になることはありません。
ピリミジンヌクレオチドの合成と分解
ピリミジンヌクレオチドの生合成
・ピリミジンはアミノ酸の1種であるグルタミンから生合成が始まります。
・ATPや重炭酸イオン(HCO3―)を用いて、酵素の働きにより、カルバモイルリン酸を作ります。
・カルバモイルリン酸にアミノ酸の1種であるアスパラギン酸がカルバモイルリン酸のリン酸の付いていた部分に結合してリン酸がとれ、カルバモイルアスパラギン酸となります。
・次にジヒドロオロト酸となり、キノンによって水素が奪われて、オトロ酸というピリミジン環の元になる構造ができあがります。
・合成されたオトロ酸はPRPPと結合し、オロチジル酸(OMP)となります。
・オロチジル酸は脱炭酸(CO2が外れる)をうけてUMPになります。UMP(ウリジル酸)が全てのピリミジンヌクレオチドの前駆体になります。
・UMPはUDPとなり、その後CTP/dCTPあるいはdUMPができます。
・dUMPはチミジル酸シンターゼでチミジル酸(dTMP)となり、その後dTTP(TTP)が生成されます。
・ピリミジンの異化
・ピリミジン塩基は開裂されたのち窒素はアンモニアを生成するとともに、尿素回路で処理されるため、尿酸を作る心配はありません。
・シトシンとウラシルの炭素骨格はアセチルCoAに、チミンの炭素骨格はスクシニルCoA(クエン酸回路の中間体)になります。つまりピリミジンはエネルギー源として活用できます。
・再利用経路ではチミンがチミジン合成酵素でチミジンとなり、リン酸化されてdTMPとなります。