吸収と代謝 きゅうしゅうとたいしゃ

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カルシウムの吸収は、食べ物に含まれるカルシウムの場合胃酸によって溶け、腸管から吸収されます。
一人あたり1日に必要なカルシウムの量は600mgと言われておりますが、成長に大きく関わるカルシウムは成長期のお子さんや妊娠中の方、授乳中の方などの場合には最低100mg以上は多く摂取する必要があると言われています。

吸収率は乳児期、思春期、妊娠後期が高いとされ、摂取量や食べ物に含まれる成分によって差があると言われています。
カルシウムの摂取量が多ければ吸収量、尿排泄量は増加し、摂取量が少なければ吸収率が増加し尿中排泄量は低下します。
そのためカルシウムを摂取するには一度に多く摂取するより毎食で適量ずつ摂取するほうが効率よく吸収出来ると言えます。

野菜に含まれるシュウ酸や穀物に含まれるフィチン酸、多量の糖質などはカルシウムの吸収率低下に繋がるとされています。

ビタミンDはカルシウムを体内で効率よく吸収するためには必要不可欠と言われています。ビタミンDは小腸からのカルシウムの吸収を助けると言われており、食事で摂取したカルシウムを取り込む際の効率を良くする働きがあります。それだけではなく、カルシウムが尿排泄される際に再吸収する働きもあり、総合的にみて人体にとってカルシウムの利用効果を高める作用があります。

ビタミンDの特徴として肝臓、腎臓で活性化されることから、腎臓の尿細管からのカルシウムの吸収を促進することから再吸収によりカルシウムの血中濃度の増加に繋がります。

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