ネオテーム ねおてーむ

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ネオテームとは

ネオテームとは、アメリカでの研究開発によって製造されたアミノ酸由来の人工甘味料です。
日本では、2007年に食品添加物として認可を受けており、現在のシェアはあまり多くありませんが、今後増えていくと考えられています。
ネオテームの甘みは砂糖の主成分であるショ糖の約1万倍、人工甘味料として同じような用途で使われるアスパルテームの約50倍と言われています。

甘みには雑味がなく、長く残るという特徴があります。
他の人工甘味料の中には、高濃度になると苦みが出るものがありますが、ネオテームに関しては、そういったことはないようです。

ネオテームという名前は、ネオ(新しい)とテーム(アスパルテーム)という意味です。
つまり、アスパルテームを改良して新しく作られた人工甘味料ということです。
しかし、アスパルテームが熱に弱く、水に溶けやすいという特徴を持っているのに対して、ネオテームは熱には強く、水に溶けにくいという特徴を思っています。
さらにネオテームは、アルコールにもよく溶けます。

ネオテームは、発酵・加熱などの様々な製造工程に対して耐性があり、安定しているため、ヨーグルトやケーキ・キャンディ・ガムなどの多種多様な菓子類に使用することが可能であると言われています。

ネオテームの危険性

ネオテームとアスパルテームの違いとは、「3-ジメチルブチルが含まれているか否か」というところです。
ネオテームは、アスパルテームの化学式に3-ジメチルブチルを加えたものです。
この成分は、EPA(米環境保護庁)のもっとも有害な化学物質リストに掲載されているものです。
この成分を加えることで、ネオテームを構成するアスパラギン酸とフェニルアラニンのペプチド結合の分解する酵素を阻害して、フェニルアラニンの有効量を減らしました。
アスパルテームでは、結合が分解されてフェニルケトンの有効量が多かった為、フェニルケトン尿症(フェニルアラニンの代謝が阻害される疾患)の患者に対しての警告を表示しなくてはならなかったからです。
ネオテームを使用した製品では、この警告を表示しなくてもよくなるのです。

さらにこのことにより、アスパルテームの代謝産物であったメチノールも少なくなる。
メチノールは、神経毒として有名なので、代謝することでメチノールを生成されることは問題視されていたので、この点ではアスパルテームよりは改善されていると考えられます。

しかしながら、3-ジメチルブチルは人体に有害である成分であるとされているので、加工の段階でこの成分が使われているネオテームが本当に安全なのか、人体に影響がないのかはまだまだ研究が必要です。

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