パラオキシ安息香酸 ぱらおきしあんそくこうさん

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パラオキシ安息香酸とは

添加物の安息香酸と同じ作用があり、細菌の繁殖を抑え、長持ちさせることができます。

人口で作られているものですが、実は自然界にも存在しています。

抗酸化作用があるといわれる野菜の種類によっては、天然のパラベンが含まれているものもあります。

パラオキシ安息香酸の効果

他の添加物より少ない量で保存料としての効果があります。

このことから、使いやすく少量で済むので安全な添加物といわれています。

比較的安全といわれている添加物ですが、体質なども関係するため注意が必要です。

使われているもの

化粧品やシャンプー類などに多く使われています。

化粧品に添加する量の基準は重量の1%以下と決められているため、市販されている化粧品は全てこの基準をクリアしていることになります。

また、私たちが口に入れるものにも多く含まれており、飲み薬にも添加されていることがあります。

パラオキシ安息香酸の種類

パラオキシ安息香酸にはいくつかの種類がありますが、それらをまとめて「パラベン」と呼んでいます。

  1. イソプロピル 
  2. エチル
  3. ブチル
  4. イソブチル
  5. プロピル 

これら1つだけでも保存料の効果はありますが、いくつかを組み合わせて使用しているものも多くあります。

エチル、ブチル、プロピルの3つは、使用できる量は決められていますが、醤油などの調理料にも使用されています。

副作用

肌が弱い方などはアレルギーが起きる可能性がありますが、実際には0.2%程と低い確率です。
それでも気になる方は化粧品を選ぶ際に「パラベンフリー」の表示のあるものを選ぶと良いです。
しかし、パラベンが添加されていないと、必ず化粧品の使用期限は短くなり使い切りタイプになることもあります。
「パラベンフリー」と表示があっても、他の商品とそんなに期限が変わらない場合、パラベン以外の保存料を添加しているだけのこともあります。パラベンだけに気を付けるのではなく、成分の確認には注意が必要です。

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