アセスルファムK あせるふぁむかりうむ
アセスルファムK(カリウム)とは
日本では2000年に認可された人工甘味料です。
食品添加物で認可されている人工甘味料の中では比較的新しいものです。
主に清涼飲料水・ダイエット甘味料・菓子類に添加されています。
最近では、ゼロカロリー・カロリーオフの飲料や食べ物に添加されることも多いです。
砂糖の主成分であるショ糖の約200倍の甘みを持ち、同じ人工甘味料であるアステルパームよりも安いので、コストを抑えることができるという特徴があります。
味は砂糖に近いですが、少しだけ苦みを含んでいるので、単体で使うよりもアステルパームやエリスリトールなどの他の人工甘味料とまぜて使うことで苦みを緩和する、という使い方をされることが多いです。
アセスルファムKの危険性
アセスルファムKは、塩化メチレンが含まれる可能性があるため、危険であるという考えがあります。
これは、アセスルファムKの製造過程で塩化メチルが溶媒として使われている場合があるからです。これにより、アセスルファムKに塩化メチレンが残留するのではないかという不安があるからです。
塩化メチルは体内で消化ができないので、体内に蓄積される可能性があります。
そのことから、アセスルファムKの摂取を危険視する声があるのです。
しかし、動物実験の結果から、厚生労働省はアセスルファムKを使用制限を設けることで使用を認可しています。
アセスルファムKを摂取して有害な影響が認められなかった最大量である無毒性量は1日に体重1㎏あたり1500㎎と定められています。
さらに、この無毒性量よりも安全性を高めるために、無毒性量の100分の1である1日摂取許容量をというものが定められています。
アセスルファムKの1日摂取許容量は1日に体重1㎏あたり15㎎です。
この量であれば一生、毎日摂取しても大丈夫であろうと考えられています。
しかもこの量をこえるほどのアセスルファムKを摂取するためには、かなり大量の食品を1日で食べきらねばならず、かなり無理があります。
こういった点でも、アセスルファムKは過剰摂取を長期で続けない限り危険性は低い、という声も多く上げられています。