1日に摂取する水 いちにちにせっしゅするみず
1日の中で私たちが体に取り入れている水分の量は成人で約2,500mlです。
2,500mlというと多く感じますが、実は人間が1日の中で摂取する水分にはいろいろな種類があるのです。すぐに思いつくのは水やお茶といった飲み物としての水分です。飲み物からおおよそ1日約1,200mlを取っています。
しかし、実は飲み物からだけではなく、食べ物からも水分を取っているのです。日頃食べているお米や魚、肉など食材には必ず水分が含まれており、水分が0の食材はありません。
野菜や果物にいたっては90%近くが水分という種類も多くあります。
また、食材を調理する時に水でゆでたり、調理料で味付けをしたりと必ず水や水気のあるものが使われます。このようにして、食べ物そのものや料理から約1000mlの水分を取っていることになります。
そして、あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、代謝水と呼ばれているものもあります。
代謝水というのは飲み物や食べ物のように外から体に取り入れる水ではなく、体の中で常に作られる水のことです。
人間の体は糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに変えて活動をしています。
そのエネルギーを様々な臓器で使い、生命を維持しています。
その栄養素をエネルギーに変える過程で一緒に水が作られます。
この代謝水が体内で約300ml/日作られています。
このように、1日に摂取する水は、飲み物1,200ml+食べ物1,000ml+代謝水300ml=2,500mlとなります。