

長岡京で体験したタケノコ掘りと自然の恵み
長岡京でのタケノコ掘り体験
今年も長岡京でタケノコ掘りを体験させていただきました。
タケノコには「表年」と「裏年」があるといわれていますが、今年は表年であるにもかかわらず不作とのことでした。
昨年夏からの少雨、そして竹林に発生した外来種の蛾の影響で竹が弱り、地中のタケノコも芽を出しにくくなっているそうです。
竹林の中で一本一本を見つけて掘り起こす作業は、とても論理的なはずなのに、何年経験しても難しいものです。
しかし、土の奥深くから鼓動を感じるようにタケノコを引き上げるその瞬間は、いつも胸が高鳴ります。
掘りたてタケノコの味わいと春の収穫祭
掘りたてのタケノコを刺身で味わうと、まるで梨のような香りが広がります。
火を通すと、とうもろこしのような甘さが立ち上り、「命の恵みとはこのことなのだ」と静かに感動します。
今回は、京都や富山から名だたる料理人の方々も参加され、熊肉や日本海の食材とともにいただくタケノコは、まさに春の収穫祭のようでした。
自然の摂理と、それに寄り添って暮らす人の営み。
この美しさに触れた一日は、何よりも贅沢な時間であったと、しみじみと思います。
FAMシャンパーニュバーで春のタケノコ料理
春のある日、FAMのシャンパーニュバーでは、この長岡京で掘りたてのタケノコで特別なメニューをご用意いたしました。
朝掘りのタケノコは、やさしい甘辛さのきんぴらや、香ばしい炭火焼き、に仕立ててご提供。
どちらも素材の繊細な風味を生かしつつ、シャンパーニュの泡と美しく調和するように丁寧に仕上げました。
春の陽気を感じながら、旬の味覚とシャンパーニュのマリアージュを楽しむひととき。
お越しいただいた皆さまと過ごしたこの時間が、FAMにとっても特別な記憶となりました。
【写真】フレッシュ芯タン(牛タン)とタケノコの炭火焼き
溜池山王FAM
住所:東京都港区赤坂2-18-19 赤坂シャレー2 B104
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ