授乳期における栄養 じゅにゅうきにおけるえいよう

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生後5か月頃までの授乳期において、乳児の栄養源は基本的に母乳です。乳児には、分娩直後、病気に抵抗する免疫がないので、免疫成分が豊富に含まれる母乳で補います。特に初乳(分娩後4~5日)には免疫グロブリンやラクトフェリンが豊富なので、積極的に飲ませたいものです。免疫力を高めるほかにも、「乳児に最適な成分が含まれる」「アレルギーを起こしにくい」「衛生的、手間がかからない」などの利点があります。母乳は、母親の血液から作られるため、食生活の管理は重要です。次に挙げる3点がポイントです。

①カルシウムは授乳期も忘れずに
妊娠中も積極的に摂取したいカルシウムは、授乳期(出産後)も非常に重要です。女性の骨量は、20歳代で最大量を迎え、妊娠期・授乳期には減少します。しかし、出産後の月経再来後6か月~1年間の間に、減少した骨量が回復すると言われています。その時期にしっかり摂取することで、効率よくカルシウムを取り戻すことができるのです。カルシウムは、様々な食品に含まれていますが、一番吸収率が良いのは乳製品です。牛乳が苦手な人は、適度にチーズやヨーグルトなどを使って、カルシウムを摂取してみましょう。

②お酒はもう少し我慢
母親が飲んだアルコールの約2%は、母乳に移行するといわれており、また、飲酒により母乳の分泌自体が減り、乳児の成長を抑制してしまう危険性もあるのです。

③脂は赤ちゃんにも悪影響

母親が何を食べるかで、母乳の成分も変わってきます。乳児の湿疹などが気になる場合は、脂っこい肉などを控え、ごはんや魚を中心とした食事をし、魚に含まれるn-3系の脂肪酸で、良質な脂を摂るようにしましょう。

参考文献

  • 栄養の教科書 中嶋洋子著(新星出版社)
  • 日本栄養士会発行資料「妊娠期・授乳期こそ、バランスの良い食事を!」

 

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