高齢期における栄養 こうれいきにおけるえいよう

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高齢期は、身体の様々な機能の低下が起こるため、体力低下と栄養不足を防ぐための食生活が重要になってきます。注意すべきポイントとそれに対する改善点を見ていきましょう。

①肥満や見た目痩せに注意
高齢期になると、ますます基礎代謝量が低下するため、食事量を今までと同じにすると肥満につながります。また、見た目が肥満でなくても、筋肉量が落ち、体脂肪が増えていることもあるため、様々な病気につながります。少しでも体を動かし、基礎代謝と筋肉量の維持に努めることが大切です。

②機能低下による栄養不足に注意
歯が欠落する、味覚や嗅覚が低下する、消化機能や飲みこむ力が低下する、などの諸症状から、低栄養(栄養不足)を招くことがあります。機能の低下は避けられないことです。しかし、歯をしっかりと整え、友人や知人などと一緒に食事の機会をもうけることで、食事を楽しみ、栄養不足を防ぐことができます。また、体調が優れないときでも、すぐに食事が摂れるよう、冷凍食品を常に準備しておくのも一つの手段です。

③水分不足に注意
高齢期になると、のどの渇きを感じにくくなります。そのため、脱水になっていることに気づかず、血液の流れが悪くなり、梗塞などを起こす危険性があるのです。
のどが渇かなくても、体の中の水分は減っていきますので、特に、家の中にいるときや夜寝る前には、水分補給を心がけましょう。

④簡単な食事に注意
特に、高齢者だけの世帯や一人暮らしでは、食事の準備が面倒になり、簡単な食事で済ませる方が多くなってきます。ごはんに漬物だけ、うどんにねぎだけ・・・といった具合です。低栄養を防ぐためには、主食だけでなく、魚、肉、卵、大豆製品などのたんぱく源の摂取が重要です。今は、コンビニやスーパーに、温めるだけの食事もありますし、色々な料理が食べたいときは、宅配サービスも充実しています。近年は、硬いものが苦手な方向け、生活習慣病による食事制限がある方向けにも対応できるサービスも増えてきていますので、自分に合った方法で、楽しく気軽に栄養バランスの良い食事を摂りましょう。

参考文献

  • 栄養の教科書 中嶋洋子著(新星出版社)

 

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