生体機能の調節 せいたいきのうのちょうせつ

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人間の体を維持するために必要な栄養素を五大栄養素と言います。その中で体を構成し、エネルギー源となる役割を果たすのが、タンパク質、脂肪、炭水化物の三大栄養素です。
そして体の機能の維持、調整を行ない、抵抗力をつける役割を果たすのが、ビタミン、ミネラルです。
それら全てを合わせたものが五大栄養素と呼ばれています。
その中でもミネラルの種類であるカルシウム、マグネシウム、リンは骨や歯の成分であり、鉄は赤血球の成分、セレンやマンガンは酸素の成分となっているため、ミネラルは体の構成成分と言われています。

年齢ごとに組成は変わりますが、一般的な人体の構成割合は以下の通りです。

男性

  • 水  60%
  • タンパク質  17%
  • 脂質  15%
  • 糖質  0.5%
  • 無機物  5%

女性

  • 水  50%
  • タンパク質  17%
  • 脂質  25%
  • 糖質  0.5%
  • 無機物  5%

そんな五大栄養素の1つであるミネラルには様々な効果や働きがあります。
ミネラルは主に体の機能を維持、調節を行なう役割を果たします。

主要ミネラルの主な機能は以下の通りです。

  • ナトリウム
    血液の浸透圧の維持
  • カリウム
    ナトリウムと共に血液の浸透圧の維持、心臓や筋肉の機能調節
  • リン
    骨や歯の成分、DNAに必要な要素
  • カルシウム
    骨や歯の成分、神経伝達に関わる元素
  • 硫黄
    皮膚、髪、爪を作る
  • マグネシウム
    体の代謝を促す酵素反応に必要な元素、骨の形成
  • 塩素
    胃酸の成分、体内の水分量を調節する

この中でも特に骨の主成分であるカルシウムやリンは人間の体内に最も多く含まれるミネラルです。
ナトリウム、カリウムのバランスは浸透圧調整に必要であるほか、神経伝達はこの2つの電位差によって成り立っています。つまり、痛い、熱いなどの感覚の情報伝達を担うのがナトリウムイオン、カリウムイオンです。

残りの微量ミネラルの主な機能は以下の通りです。


  • 赤血球、筋肉に必要な成分
  • 亜鉛
    細胞分裂を促す

  • ヘモグロビン、コラーゲンなどの合成に関わる成分
  • ヨウ素
    発育、基礎代謝を促す
  • セレン
    抗酸化作用をもたらす、老化を防ぐ
  • マンガン
    糖、脂質、タンパク質の代謝を促す
  • モリブデン
    尿素、プリン体などの代謝に関わる成分
  • クロム
    インスリンの機能調整、糖、脂質の代謝を促す
  • コバルト
    貧血の防止などに関わる成分

鉄と銅は造血に必要な成分とされ、モリブデンは鉄の利用効果を上げる役割を果たします。
亜鉛は酵素反応を促すことから代謝を促進する重要な働きをするミネラルです。
マンガン、クロムも糖や脂質の代謝に必要な成分とされており、それらを踏まえると微量ミネラルは造血や代謝に必要な大事な役割を担う元素と言えます。
多種類のミネラルは人体を構成する元素のうちの1つであり、人体にとって重要な機能や働きがあることがわかりました。

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