存在と機能 (ナトリウム 塩素) そんざいときのう

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ナトリウムは大人の人間の体内に約100g含まれている元素で、主に、血圧の調節や神経の情報伝達、栄養の吸収や運搬に関与しています。

ナトリウムは主に細胞外に存在していて、細胞内外のミネラルのバランスを保つために重要な元素です。細胞の浸透圧を調節する役割もあります。細胞内にはカリウムが多く、細胞外にナトリウムが多く存在することでバランスを保っています。

ナトリウムはカリウムと共に体の水分バランスを維持する働きがあります。また酸、アルカリのバランスの調節にも関与し、酸を中和し血液を正常に保つためのサポートをする役割もあります。
ナトリウムは筋肉の収縮にも深く関係しており、ナトリウムのバランスが崩れると筋肉が正常に働かなくなり、痙攣などの症状が起きることもあります。

一方塩素(クロール)とは、食塩を構成する元素であり、ほとんどの元素と安定した化合物となります。
つまり塩化ナトリウムは塩素との化合物であり、食塩と呼ばれることが多い塩化ナトリウムですが本来は医療用に調整された製品を意味します。
ナトリウムはあくまでも食塩に含まれる成分の一つなので、ナトリウム量イコール塩分量ではありません。
塩分の過剰摂取などを気にされている方にとって、食品のパッケージに記載されているナトリウム量を塩分量と勘違いしてしまうと塩分の過剰摂取にも繋がるので正しい認識が必要です。

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