更年期における栄養 こうねんきにおけるえいよう

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10代をピークに、基礎代謝量は徐々に下がってきます。20代、30代の頃と同じような食生活をしていると、疲れやすくなったり、太りやすくなったりします。さらに、責任が重い仕事を任される時期でもあるため、ストレスがたまり、気づかないうちに、心身ともに健康状態が悪化している危険性もあるのです。このため、特に男性では、40代ごろから血糖値や血圧、尿酸値などが高くなってきます。食生活を見直すと同時に、毎年の健康診断、また、人間ドックを受ける機会を設け、自分の健康状態を定期的に確認しましょう。

女性では、50歳前後に閉経を迎え、女性ホルモンが激減します。その前後10年を更年期といい、様々な不定愁訴(原因不明の体調不良)が起こりやすくなります。体の中では、血中コレステロールが上昇し、骨量が減少してくるため、生活習慣病につながりやすくなるのです。大豆食品に多いイソフラボンは、体の中で、女性ホルモンと似た働きをして、ホルモンバランスをととのえる作用があります。また、マグロやレバーに多いビタミンB6、パントテン酸などを適切に摂ると、症状の改善に効果的です。近年は、男性にも更年期障害が起こることが知られてきました。生活習慣病との関連性も指摘されており、より一層、生活習慣の是正が必要になってきます。ちなみに、年齢を重ねると、脂っこいもの好む人が減ってきます。年代によって、必要な栄養素やその量が変化するため、食の嗜好が年齢とともに変わってくるのは自然の現象なのです。気を付けたい生活習慣は次の3つです。

①意識して体を動かす
運動をする時間がないときは、一駅早く降りて、長めに歩くのも良いでしょう。

②おつまみの種類に気を配る
野菜を使った料理を先に摂ることで、脂っこいものや揚げ物の食べ過ぎを防ぎます。

③アルコールの摂りすぎに気を付ける
アルコールの多飲は、食欲の増進や肝臓への負担など、生活習慣病につながりやすくなります。週に2回は休肝日をつくりましょう。

 

参考文献

  • 栄養の教科書 中嶋洋子著(新星出版社)

 

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