妊娠期における栄養 にんしんきにおけるえいよう

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妊娠中は、母体と胎児両方にしっかりと栄養を補給しなければいけない大切な時期です。妊娠期(初期・中期・後期)と授乳期は、いずれも補うべき栄養が異なります。

・妊娠初期
妊娠初期は、ホルモンバランスの変化によって、吐き気が生じたり食欲が落ちたりと、つわりの状態が起きやすくなります。子どものため・・・と思って、しっかり食べる方もいますが、この時期の胎児はまだ小さく、余分な量は必要ありません。体調に合わせて食べやすいものを食べられる量だけとるようにしましょう。この時期にとりたい栄養素は、葉酸、鉄、カルシウムです。葉酸は、妊娠前~授乳期まで長期にわたって必要な栄養素で、特に妊娠初期3か月までは、1日400μg摂取するためにサプリメントも推奨されています。また、鉄やカルシウムは、胎児の成長のために母体から補うため、母親は不足がちになりますので、これらを多く含む食品を選ぶようにしましょう。

・妊娠中期~後期
妊娠初期に比べ、つわりも軽減し、食欲が戻ってきますが、体重増加を気にする妊婦が増えてきます。妊娠前の体格が「やせ」や「普通」であった女性は、妊娠中の体重増加が7㎏未満だと、低出生体重児を出産するリスクが高くなるとされています。食べ過ぎではなく、むくみである可能性もあるため、塩分のとりすぎに気を付けましょう(1日7g未満)。また、ビタミンAの多い鶏や豚のレバー、うなぎなどの摂りすぎは、胎児奇形のリスクになるため、週1回程度にしましょう。

・授乳期
生後5か月までの乳児の栄養源は、基本的に母乳です。母乳は、胎児が病気に抵抗する免疫力を補うために必要な栄養源となります。母乳は、母親の血液から作られるため、食生活の管理は重要です。乳児の湿疹などが気になる場合は、脂っこい肉などを控え、ごはんや魚を中心とした食事にするのがおすすめです。

参考文献

  • 栄養の教科書 中嶋洋子著(新星出版社) 

 

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