学童期における栄養 がくどうきにおけるえいよう

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

学童期(6~11歳頃)は、活動量が多くなり、体の発達も著しい時期です。女子の中には学童期の終わり頃に月経がはじまる人も出てくるため、鉄の必要量が増えてきたり、個人によって様々な対応が必要になってきます。学童期に大切なことは、「規則正しい食生活」と「必要な栄養量・栄養素の確保」です。具体的には、次の点に気を付けましょう。

・好き嫌いを減らす
この時期の子どもは「食べず嫌い」が多く、新しい食材には見向きもしない子もいます。細かく刻んで好物の料理に混ぜ、味に慣れさせるところから始めましょう。時には、子どもと一緒に食事の買い物に出かけ、食材に対する興味をもたせることも大切です。

・体をつくる栄養素はしっかり摂る
筋肉や血液、体細胞など、体を作るのに最も重要なのがたんぱく質です。また、体を支える骨は、カルシウムやリンで作られています。リンはほとんどの食品に含まれていますが、摂りすぎると、逆に骨が体に吸収されるのを妨げます。特にリンが多く含まれる加工食品(ハム、魚介練り製品、インスタント食品など)は摂りすぎないようにしましょう。そして、たんぱく質やカルシウム、リンなどが役割を発揮するために必要なのが種々のビタミンやミネラルです。「そんなに気にしていたら、結局何を食べればよいか分からない」という声が聞こえてきそうですが、大切なのは、様々な食材で様々な料理を食べることです。そうすれば、自然と必要な栄養素を補うことができます。学校給食は、学童期に必要な栄養素の1/3を満たすように作られているため、参考にするのも一つの手です。

・食事のタイミング(時間)を守る
この時期は、自分の空腹具合や食べたいものが分かってくるため、食事前の嗜好品(スナック菓子・甘い菓子類)など、保護者のいない時に好きな食べ物を摂ることが増えてきます。食事内容を、常に保護者が管理するのは難しいことが多いため、家庭での食事時間や食事量を子どもに定着させることから始めてみましょう。

参考文献

  • 栄養の教科書 中嶋洋子著(新星出版社)

 

関連するカテゴリ

おすすめ記事

関連する記事はこちら