タンパク質の分解 たんぱくしつのぶんかい

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すでに体内でタンパク質として働いている、もしくは貯蔵されているタンパク質は、食事から摂るタンパク質と区別して体タンパク質(体を作るタンパク質)といいます。

体タンパク質も古くなれば、新しいタンパク質に入れ替える必要が生じます。この時、古くなった体タンパク質を壊すことを体タンパク質の分解といいます。

体タンパク質を分解する時には、単に体タンパク質を分解してすべて排出するのではなく、分解してできたアミノ酸の中でまだ使えるものがあれば、再度タンパク質を合成する材料として使います。つまり、体タンパク質の一部はリサイクルされるのです。分解される体タンパク質のうち、およそ5070%は再利用されています。

また、私たちの体内では1日におよそ180240g(体重のおよそ3%)ものタンパク質が分解と生成を繰り返しています。そのため、体内では常にアミノ酸を合成できるように、食事由来のアミノ酸や体内でリサイクルされたアミノ酸などがプールのように貯蔵されています。これをアミノ酸プールといいます。

体タンパク質は常に分解されていますが、それに変わるタンパク質をいつでも補充できるように、アミノ酸プールには常に一定のアミノ酸が蓄えられ、タンパク質の分解と合成をスムーズに行う仕組みができているのです。

参考

  • 「タンパク質の生合成」志村憲助氏・論文(J-stage)
  • 「タンパク質入門ーどう作られどうはたらくのかー」武村政春著
  • 「保健・医療・福祉のための栄養学」渡邉早苗他・著

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