ノロウイルス のろういるす

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特徴

  • 冬に流行する感染性胃腸炎です。
  • 1年を通して発生しますが、特に冬11月~3月にピークを迎えます。
  • ノロウイルスは成人も含め全年齢に見られますが、特に抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は重症化しやすいです。
  • 小腸で増殖するウイルスで、ノロウイルスがついた食品を摂取すると腸内で増殖し、食中毒を引き起こします。
  • 従来は小型球形ウイルスと呼ばれていました。
  • 少量のウイルス(10~100個程度)で発症し、感染力がとても強いです。
  • 保育園や高齢者施設など集団施設では、感染が広がり集団発生を引き起こしやすいです。
  • 熱に弱いため、加熱(85℃1分以上)で死滅します。
  • アルコールや逆性せっけんなどの殺菌剤は効かないため、次亜塩素酸ナトリム(200ppm以上)で消毒します。
  • ノロウイルスに感染していても症状が出ないこともあります。
  • 市販されている生食用と記載されている牡蠣でも、ノロウイルスを取り込んでいる場合があります。

原因食品

  • 牡蠣やほたて貝などの二枚貝です
  • ノロウイルスに感染した人の手を介して作られた食品です。
    例 サラダ、パン、弁当など

主な症状と潜伏期間

  • 潜伏期間は1~3日です。
  • 主症状は吐き気、嘔吐や下痢、腹痛などで発熱は軽度です。時には頭痛、筋肉痛を伴い、風邪に似た症状です。
  • 1~2日で回復し、自覚症状がなくなっても2~3週間はウイルスの排泄が続くことがあります。
  • 嘔吐や下痢が続くと脱水症状を引き起こします。

感染経路

  • 人→人への感染(感染症)
    ノロウイルス感染者の吐物、便の中にノロウイルスが含まれています。ウイルスが手に付着し、手洗いが不十分だと口から感染する場合があります。また吐物による飛沫感染もあります。
  • 人→食品→人(食中毒)
    食品取扱者の手を介してノロウイルスが食品に付着し、それを食べて感染します。
  • 食品→人(食中毒)
    生食や中心部の加熱不十分な牡蠣などの二枚貝の摂取によって感染します。

二枚貝は大量の海水をろ過しながら栄養源であるプランクトンを摂取しています。そのため、海水中にいるノロウイルスを一緒に取り込んでしまいます。ノロウイルスは食品中では増殖できません。人の体内に入り腸内で増殖し、便と一緒に排泄され、そのノロウイルスは川や海へと流れ出て、再び二枚貝に蓄積されます。

予防方法

  • トイレの使用後、調理前、食事の前は必ず手を洗います。
  • 手の洗い方は石鹸と流水で30秒以上かけて良く洗い、手は共有のタオルを避け、ペーパータオルなどを使用します。
  • 食品を十分に加熱します。
  • 手指、調理器具類などの洗浄、消毒を徹底し、生野菜などは十分水洗いします。
  • 野菜や果物などは次亜塩素酸で消毒することも効果的です。
  • 調理従事者がノロウイルスに感染している時は、調理従事者本人が感染原因になる可能性が高いので、できる限り調理に従事しないようにします。

参考

  • 公益社団法人 日本食品衛生協会
  • 東京都福祉保健局 食品衛生の窓
  • 医歯薬出版株式会社 新食品衛生学要説
  • 厚生労働省

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