白菜 はくさい

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白菜は冬に獲れる代表的な野菜で、11月~2月頃に旬を迎えます。鍋物が美味しい季節には欠かせません。また、漬物やキムチの材料としても親しまれています。日本では大根やキャベツに次いで生産量が多く、日本人には馴染みの深い食材といえます。

栄養素

白菜の大部分(およそ95%)は水分ですが、淡色野菜にしてはビタミンなどの栄養素のバランス良いといえます。カリウムカルシウムビタミンC食物繊維などが比較的多く含まれています。

また、最近では白菜に含まれるモリブデンという微量栄養素が注目されています。モリブデンは発ガン物質を解毒する酵素を作る働きがあり、がんの抑制に効果があるのではないかと期待されています。

白菜の主な栄養成分(可食部100gあたり 葉150g

  • エネルギー……14kcal
  • カリウム……220mg
  • カルシウム……43mg
  • 食物繊維……1.3g
  • ビタミンC……19mg 
  • 葉酸……61μg

効能・効果

抗酸化作用

ビタミンCには高い抗酸化作用があり、体の老化を防ぎます。

がんの抑制作用

白菜に含まれるモリブデンにはがんを抑制する働きがあると期待されています。

高血圧予防

カリウムはナトリウム(塩分)の排出を促し、高血圧を予防します。

脳神経機能の改善

白菜に含まれる葉酸は脳の神経機能を正常にする働きがあります。

骨粗しょう症の改善

カルシウムは骨を強くし、骨粗しょう症を予防する効果があります。

便秘の予防

白菜に含まれる食物繊維には整腸作用や便秘の予防に効果があります。

東洋医学的側面

  • 寒熱:涼(平)
  • 昇降・収散・潤燥:降(酸素や血液、水分を体の下へ降ろす)
  • 臓腑:脾、肺、大腸(呼吸器や大腸の健康を保つ)
  • 五味:甘(脾(胃腸)の気力をつけ、調子を整える)
  • 毒性:なし

血液を浄化(サラサラに)して血流を改善します。

体の熱を鎮め、のどの渇きや体の乾燥を防ぎます。

生理前や更年期ののぼせやほてり、イライラを抑えます。

腸の働きを高め、消化吸収を促進します。

大腸の蠕動運動を促し、便秘を解消します。

清らかな空気を吸い込み、体内の毒素を排出します。

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

  • 保存する時は新聞紙に包み、冷暗所に立てて置きましょう。カットして保存すると酸化酵素が活性化して傷みやすくなります。丸ごと保存したほうが鮮度が保てます。
  • ビタミンCは水溶性のため、煮込むと成分が溶け出します。汁ごと飲める鍋物やスープにするとビタミンなどの栄養素を無駄なく摂れます。また、鍋物や煮込み料理に使うと食材のカサが減るため、一度にたくさんの食物繊維を補うことができます。
  • 白菜を漬物やキムチにすると乳酸発酵により、腸内環境を改善する効果が発揮されます。

参考文献

  • 『野菜薬膳』橋口亮他・著

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