夏の美白対策に「ゴーヤ」 ごーや

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ゴーヤは栄養価の非常に高い野菜です。食べすぎはよくありませんが適量であれば健康にとても良いです。一年中流通していますが、旬は6月~9月頃で夏野菜として知られています。

栄養素

ゴーヤの苦味成分は、モモルデシンという成分によるものですが、このモモルデシンには、胃腸の粘膜を保護したり食欲を増進する効果があります。また、ゴーヤは水分が多く、体を冷やしてくれる野菜なので、夏の暑い時期には食べると効果的です。また腸内環境を整えるなどのほかに、コレステロール値を低下させる効果があります。

栄養素の中でも、特にビタミンCが豊富で、ゴーヤのビタミンCは熱にも強く、加熱して食べてもビタミンCを体内へ吸収することができます。

ゴーヤの主な栄養成分(可食部100g本あたり 1250g

カリウム・・・260mg
ビタミンC・・・76mg
β-カロテン・・・160μg
ビタミンB2・・・0.07mg
ビタミンB1・・・0.05mg
食物繊維・・・76mg

効能・効果

糖尿病予防

食物繊維が豊富に含まれ、血糖値を下げる効果があります。

夏バテ防止

ゴーヤには水分が多く、体を冷やす作用があります。

美肌効果

ゴーヤにはビタミンCが豊富に含まれ美肌美白効果があります。

ダイエット効果

食物繊維が多いので食べると満腹感を得やすいです。

東洋医学的側面

・寒熱:寒(体の熱を冷ます)
・昇降・収散・潤燥:降(気を降ろす)
・臓腑:心、脾、胃、肝、肺
・五味:苦(気を降ろす、固める作用)・甘(補い滋養する作用)
・毒性:なし

ゴーヤは体の熱を取り、ほてりを解消してくれるので暑気あたりの予防に効果的です

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

ゴーヤはワタと種の部分から傷み始めるので取り除いてから保存します。また、乾燥と湿気に弱いので、切り口にキッチンペーパーをかぶせ、ラップで全体を包み、切り口を下にして冷蔵庫に保管します。

ゴーヤにはビタミンCが豊富に含まれていますが、ビタミンCはビタミンEと一緒に摂ると、老化防止の抗酸化作用が期待できます。ビタミンEは、植物油に多く含まれるので、ゴーヤを植物油で炒めるとより効果的です。

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

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