インゲン豆 いんげんまめ

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

インゲン豆は、サヤインゲンを完熟させたものです。サヤインゲンは野菜に分類されますが、インゲン豆は豆類に分類されます。金時豆(赤インゲン豆)、うずら豆、大福豆(白インゲン豆)などの種類があります。
乾物のインゲン豆は保存性もよいため、一年中食べることができます。

栄養素

炭水化物とタンパク質がインゲン豆の主成分です。

遊離アミノ酸が多く含まれています。特に、ホルモンや酵素の生成などに関与し、成長期の子どもにとって重要な必須アミノ酸であるリジンを豊富に含んでいます。

インゲン豆はカリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルを豊富に含んでいます。

腸内の老廃物の排泄を促し腸内の環境を整える効果がある不溶性食物繊維を豊富に含んでいます。特に、加熱調理後には、でんぷんの一部が難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)になるため、食物繊維の量が大きく増加します。

抗酸化作用のあるポリフェノールを含んでいます。赤インゲン豆にはアントシアニンが、白インゲン豆にはカテキンやエピカテキンなどのフラボノイド系のポリフェノールが多く含まれています。

インゲン豆(乾燥)の主な栄養成分(可食部100gあたり、1カップ150g)

効能・効果

便秘の解消:食物繊維が豊富に含まれているため、腸内の環境を整え、便秘を解消する効果があります。また、便を柔らかくする効果があるマグネシウムを含んでいるため、便が固くて排便が困難な場合にも効果があります。

肥満予防:豆類に多く含まれるサポニンが脂質の代謝を促進し肥満を予防してくれます。さらに、リジンは体内で脂質の燃焼に必要なカルニチンに変化するほか、食物繊維による満腹感も肥満予防に効果があります。

老化予防:ポリフェノールやサポニンなどに抗酸化作用があり、活性酸素による老化を防いでくれます。

東洋医学的側面

  • 寒熱:温(穏やかに体を温める)
  • 昇降・収散・潤燥:特になし
  • 臓腑:胃・脾
  • 五味:甘(補い滋養する作用)
  • 毒性:なし

胃の働きを調節し、暑さによる食欲不振・無気力感を解消します。
脾の働きを高め、湿を取り除きます。

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

乾燥したインゲン豆を吸水させて下茹でした際の重量変化率は220%です。

参考文献

  • オールガイド食品成分表 実教出版
  • イラスト 基礎栄養学(第2版)大口健司・小野廣紀・田村明著(東京教学社)

関連するカテゴリ

関連する記事はこちら