① 食道がんは男性に多い病気

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【Dr.大友とDr.川村の対談動画はこちらをclick】

Dr.大友 (渋谷セントラルクリニック総院長)
今日は食道がんについて川村病院副院長のDr.川村にお話をお伺いしたいと思います。
食道がんは割と患者さんは多いものなんですか。

Dr.川村(川村病院副院長)
年々食道がんは増えています。
今は大体30年前の2倍、約年間1万人くらい食道がんで命を落とす方がいらっしゃいます。

Dr.大友
有名人と言われる方でも食道がんなられたりすることが多いと思うんですが、その割には他のがんに比べて何か情報が少ないような印象があります。

Dr.川村
やはり胃がん大腸がんといった他のがんと比べると食道がんの方はまだ少ないので、そういった影響で情報が少ないのかも知れません。

Dr.大友
食道がんって言うのは見つかり易いものなんですか。

Dr.川村
食道がんは初期の状態ではやはり症状が少ないので定期的に胃カメラ等を受けていないと早期がんで見つけることは難しいのかなと思います。

Dr.大友
胃カメラでもその喉から通る時に食道を診るので食道がんのチェックができるということですね。

Dr.川村
そうですね。

Dr.大友
因みに食道がんの症状ってどんな症状が多いんでしょうか。

Dr.川村
(食道は胸の近くにあるので)胸の辺りにしみる感じ。ちょっと食べ物が逆流している症状とかもたれ感か。そういった症状が感じられる方が多いのではないかなと思います。

Dr.大友
逆流症状って例えばどんなことですか。

Dr.川村
逆流性食道炎という病気が有りますけど、そうした病気の症状じゃないかなと思ってちょっと放置してしまって発見が遅れるといったケースも見られます。

Dr.大友
つまり胃酸がこう逆流してきて口の中に酸っぱいような感じが有ったりするようなことですね。

Dr.川村
はい。

Dr.大友
男性と女性だとどちらが多いんですか。

Dr.川村
食道がんは喫煙とアルコールに大きく関与しますので圧倒的に男性が多いですね。

Dr.大友
なるほどではこれから少し煙草とアルコールの関係についてまた少し詳しくお伺いしたいと思います。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

川村雅彦 川村病院副院長
日本外科学会 専門医、日本消化器外科学会 専門医指導医、日本消化器内視鏡学会専門医指導医、日本消化器病学会 専門医、消化器がん治療認定医、日本乳癌学会 認定医、日本医師会認定産業医

‘診断から治療、看取りまで’をモットーにどんな時も患者さんの心に寄り添える医師を心がけています。

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