肝臓がん⑯ サプリメントって効くの【動画】

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Dr.ピエール大友 (イシペディア編集長)

まず肝臓がんの前に聞きたいのですが。

アルコールが一つの肝臓へのダメージの経路であることはまず間違いないという前提があると思います。アルコールから肝臓を守ろうというものは世の中いっぱい有りますよね。サプリだったりドリンクだったり。。。

まず総論として菰池先生はそういうのをどういう風にお考えですか。YES、NOはどういう風に。

Dr.菰池 (たまち徳栄ビルクリニック院長)

はい。サプリメントは僕も飲んだことあります。

Dr.ピエール大友

そうですか。

Dr.菰池

あのコンビニで売ってるようなものだったりも有るし、もうちょっとアルコールの解毒を助けるって言われているものを飲んだこと有りますけど。

Dr.ピエール大友

僕らお医者さんの中だと漢方薬で黄連解毒湯とか飲んでいる人もいますよね。

Dr.菰池

そうですね。

Dr.ピエール大友

お医者さんでもアルコールが増えて必要な時にはサプリ、ドリンクやお薬などに頼ることも有るのだと思います。もちろん飲みすぎはいけないけど。

Dr.菰池

はい。

Dr.ピエール大友

代表的な3つのサプリメントをお伺いしたいと思っています。そうすると、やっぱりアルコールと言えばウコンかな。

Dr.菰池

はい。

Dr.ピエール大友

『ウコンの力』とかクルクミンみたいなものが有名だと思います。クルクミン、ウコンはどうなんですか。

Dr.菰池

ウコンはいいと思います。アルコールを特に飲まれる方は特に。サプリメントの会社さんが出しているデータを見ると解毒作用はいいデータ出てますよね。

Dr.ピエール大友

解毒を高めたり、炎症を抑えたり、酸化ストレスを守ったりって良いことだらけのようですが、そういうデータって信じていいんですかね

Dr.菰池

信じますか。どうでしょうか。

Dr.ピエール大友

僕の周りにはアルコールをたくさん飲まれる方少なからずいるのですが、お話を聞いていると皆さん体調ベースですよね。次の日二日酔いじゃなかったとか、夜は結構気持ちよく寝れたとかという体感が軸だと思います。

そこでまず、体感ベースでサプリとかを色々決めてしまっていいのかなっていう心配があります。飲まない方がいいっていうのは当然としてお聞きしています。

Dr.菰池

そうですね。でも僕らお医者さんも一緒ですよね。結局データってあくまでデータですから、必ずその通りに人間の身体がいくわけではないです。その時の体調やその時の他の要素もあるでしょう。

Dr.ピエール大友

寝不足だったりね。

Dr.菰池

そうですね。

Dr.ピエール大友

もう日中めちゃくちゃ走っているとか色々な要因が有りますからね。

Dr.菰池

だから信じ過ぎない方がいいと思うんですけど、逆に言うと信じるものは救われるという感じもありです。それを飲んで次の日スッキリ二日酔いが無ければ、それはそれで効いてるって評価でいいと思います。

Dr.ピエール大友

なるほど。ウコンに関しては何となくポジティブな雰囲気を受けました。あとは僕は個人的に好きなのはアルコールを分解してくれるようなサプリです。ウコンとかのサプリメントは基本的にはアルコールが肝臓にいってしまった後に、肝臓のダメージを救ってあげようっていう発想だと思います。

僕はアルコールを胃の中とかで減らしてくるれるタイプのものが好きなんです。商品名を言っていいのかどうか分かりませんけども、『よいとき』とか。。。

ところで、肝臓にいくアルコールの量が減るということは、サプリそのものが効くかどうかは別として良いことなんですよね?

Dr.菰池

いいことですね。体内に吸収されるアルコールは人間にとって毒ですので、その毒としてのアルコールを肝臓に入れないってことは大事なことだと思います。

Dr.ピエール大友

なるほど。であればそういうものを飲んで調子が良ければそれはそれで良いとお考えですか?

Dr.菰池

良いと思います。

Dr.ピエール大友

僕の周りはワインの専門家とかが多いんですが、皆さんそういった方はお酒がめちゃくちゃ強いんです。でもそういった方でもサプリメントを飲んだ方が最後まで集中して飲めるっておっしゃる方も少なからずいらっしゃいます。お仕事ですからね。

Dr.菰池

日本人の遺伝子型アセトアルデヒドの分解酵素は欧米人と違って半分くらいはお酒が代謝できないっていう体質ですから、そういう方には特に良いと思いますね。

Dr.ピエール大友

そうですよね。他に何かお勧めのサプリメント、もしくは最近話題のものとか有りますか。

Dr.菰池

最近の話題というとスルフォラファン。

Dr.ピエール大友

ブロッコリースプララウトは結構話題になってますよね。ブロッコリーものは、最近なにかと代替療法の話には出てきていますけどそういうのはどうですか。

Dr.菰池

僕もあんまり詳しくないので逆に教えて頂きたいんですけども。どうですか。

Dr.ピエール大友

日本ではすごく流行っている感じですよね。海外よりは何か日本で話題が先行しているのかなという感じがしますけど。作用としてはどちらかというとウコンと同じような抗炎症ですよね。他には抗酸化、酸化予防ですね。

Dr.菰池

結果的に抗がん作用も見込めるという話です。

Dr.ピエール大友

そういったことが売りで流行っているんでしょうけども、如何せん僕の周り飲んでる人が少ないので何とも言えません。。。

Dr.菰池

恐らくウコンと同じようにデータがどうこうという問題にしないで上手く使っていければマイナスなることは多分無いと思うんですよね。あくまで飲んで次の日に酔いが少ないって実感できたらそれはそれで良いと思いますし。

Dr.ピエール大友

マイナスなこともあるじゃないですか(笑)

成分は良くてもサプリメントを包んでいる粉とかカプセルが悪いことも有りますよね。肝臓のデータが悪いと肝臓の専門医はサプリ飲んでませんかっていう話を患者さんから少なからず聞くことがあるんですけど。

Dr.菰池

いいこと質問してくれましたね。これも先ほど医学教育って話に出ましたけど、僕らが最初に医学部で習うことの一つですよね。肝臓の機能が悪い方を診たら、とりあえずサプリメントも飲んでるかどうかも聞かないといけないです。でサプリメントの中には仰る通り不純物が多く含まれているものってやっぱりありますよね。

Dr.ピエール大友

もちろんそうですね。すごくハイエンドのものから、そうでもないものまで。場合によっては粗悪品まで有るかも知れない。

Dr.菰池

別にその個人輸入で買ったから悪いとかっていうのは断定してはいけないと思うんですけども、それなりにやっぱりちゃんとしたものを選ばないと。

不純物、例えば防腐剤だったり添加物だったりが原因でアレルギーを起こしてしまったり、逆に肝臓に良かれと思って飲んでいるのに肝臓が悪くなっていく時に添加物が原因だったってことは経験します

Dr.ピエール大友

そうするとウコンのサプリメント飲んで調子が悪くなったって言ってるけど、実はウコンじゃない可能性も有るってことですね。

Dr.菰池

有るっていうことですね。

Dr.ピエール大友

ウコンに含まれている賦形剤、周りを固めるようなものがもしかして悪さをしている可能性も少なからずあるという理解でよろしいですか。

Dr.菰池

そうですね。

Dr.ピエール大友

でもサプリメントを飲む前にまずアルコールの量を減らして頂きたいわけですが、どうしてもそういった機会で飲まなければいけないのであればやはりアルコールのダメージを減らすことはどこか考えなきゃいけないでしょうから。

Dr.菰池

はい。

Dr.ピエール大友

そういう時はお水を沢山飲んで。

Dr.菰池

うん。チェイサーでね。

Dr.ピエール大友

まずお水はしっかり飲みアルコールの濃度を薄めてお小水もよく行って。

Dr.菰池

はい。

Dr.ピエール大友

アルコールを飲むと脱水になりますからね。

Dr.菰池

そうですね。

Dr.ピエール大友

水を飲みながらお小水に行き、できれば肝臓にいくアルコールの量を減らせるようなサプリメントを飲み、場合によってはアルコール肝臓の機能を高めてくれるようなサプリも何か考えるいう理解でよろしいですか。

Dr.菰池

いいと思いますね。

Dr.ピエール大友

はい。飲まないのが一番大事ですから。それはもう絶対ですけど、そうでないのであれば次善の策としてできることを考えるということでよろしいでしょうか。

Dr.菰池

そうですね。

Dr.ピエール大友

勉強になりました。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医

最先端の西洋医学と東洋医学をハイブリットした統合医療で注目されている。Ishipediaでは、世界中で出会った根本的な治療を広めることをモットーにしている。ワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドーワイン、ブルゴーニュワイン、シャンパーニュワイン騎士団、日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のメンバー

菰池信彦 たまち徳栄ビルクリニック院長

日本内科学会認定医、日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本消化管学会認定指導医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本ヘリコバクターピロリ学会認定感染症認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本カプセル内視鏡学会認定医、日本医師会認定産業医

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