① すい臓がん どんな方がなりやすい?

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【Dr.大友とDr.菰池の対談動画はこちらをclick】

Dr.大友 (渋谷セントラルクリニック総院長)
今日はたまちホームクリニック院長のDr.菰池にすい臓がんと食事、それ以外のリスクについてお伺いしたいなと思っています。
すい臓がんって最近テレビでもよく出てますけども、結構なる人多いんですか。

Dr.菰池 (たまちホームクリニック院長)
うん。増えてますね。

Dr.大友
増えてる。男性と女性どっちが多いとかそういういのあるんですか。

Dr.菰池
そうですね。ほぼ同じですけれど男性の方がやや多いと報告はされています。

Dr.大友
どれぐらい。

Dr.菰池
日本では3:2と言われていますね。

Dr.大友
日本で3:2くらいなんですね。比較的若めになるイメージのがんですけども平均年齢とかは?

Dr.菰池
そうですね。日本の統計では男女とも60歳代半ばくらいと言われています。

Dr.大友
すい臓がんは一般的には発見が難しいがんとして知られているんですけども。何かリスクファクターっていうか、こういう人は要注意ってのはありますか。

Dr.菰池
一番多いのは喫煙。あとは肥満の方。糖尿病が有る方、慢性的な膵炎をお持ちの方。

Dr.大友
膵炎、慢性膵炎ですね。

Dr.菰池
そうですね。そういったものがリスクファクターだと言われています。

Dr.大友
たばこもなかなか難しいですね。外来してるとたいてい皆さんそう仰るけどなかなか止められないんですが。喫煙するとすい臓がんでは大体何倍くらいなりやすいってデータはあるんですか。

Dr.菰池
2倍くらいでしたっけ。

Dr.大友
2倍、3倍くらい。4倍くらいって話もありますね。

Dr.菰池
2倍、3倍くらいって言われてましたよね。

Dr.大友
そうですよね。一回吸っちゃったらもうおしまいですか。

Dr.菰池
そんなことないですよ。

Dr.大友
外来でもう止めても、もうこれまでたばこ吸っちゃったら止めてもあんまり関係ないんでしょって話も良くありますよね。

Dr.菰池
そうですね。どれくらい止めれば、たばこの影響が無くなるかってすごく難しいですよね。心筋梗塞なんかは2年とかって言われていますけども。

Dr.大友
はい。

Dr.菰池
膵がんに関して言うと約10年ほど禁煙をして頂かないと統計学上はですけども、膵がんの発症率って言うのは落とせないと言われていますので。

Dr.大友
なるほど。

Dr.菰池
10年頑張って禁煙しましょうか。

Dr.大友
だんだん、だんだん、すい臓がんになるリスクが減ってくるということですかね。

Dr.菰池
そう言われてますね。

Dr.大友
なるほど。アルコールだったりとか肥満だったりとか、色々すい臓がんに関しては取りざたされていますが、今日はその辺りをお伺いしていきたいと思います。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

菰池信彦 たまちホームクリニック院長

日本内科学会認定医、日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本消化管学会認定指導医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本ヘリコバクターピロリ学会認定感染症認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本カプセル内視鏡学会認定医、日本医師会認定産業医

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