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うつ病の糖尿病患者は血糖のコントロールが悪くなる

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2型糖尿病があるアメリカの退役軍人を対象にした調査より、糖尿病患者でうつ病を患っている人は、うつ病のない人と比べて血糖値が高いことが明らかになりました。
このことから うつ病は2型糖尿病の患者にとって、共存しやすい疾患であることであることが分かりました。このことは糖尿病患者のグルコースコントロールを十分に推奨範囲より高い状態にし、このため糖尿病の合併症のリスクが上がります。 
糖尿病に起因する重要な合併症は血管障害、腎障害、網膜症、神経障害です。特に腎障害は透析導入の一番の原因であり、網膜症は失明の一番の原因となります。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほどハリ治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

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