ダイエットと運動

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運動とは何ですか?

身体活動と運動には大きな違いがあります。

身体活動とは、園芸、ベッドメイク、掃除といった毎日の家事から、テニス、ジョギング、水泳など激しいスポーツに至るまで、筋肉に関係するあらゆる動作に用いられ心拍を上げて、耐久力をつけます。
しかし「運動」という単語は、健康増進を目的に、計画的に行う活動のことです。

走る、歩く、自転車をこぐ、水泳、スポーツ、ヨガ、ダンスはすべて努力が必要で、エネルギーを消費して、コアの筋肉(インナーマッスル)群を使う活動です。
運動は大きく分けて、有酸素運動と無酸素運動があります。

有酸素系運動(心血管運動)は、リズミカルで、途切れなく、長い時間続けて行う運動のことで、心拍数が上昇し、多くの酸素を必要とします。
ランニング、サイクリング、スイミング、スケート、エアロビクス・ダンス、階段昇り、縄跳び…これらはすべて有酸素系の運動です。

ところで無酸素系運動は、体内にほとんど酸素が増えない運動です。
更に、運動を続けている時間が短く、強度が高いことが多いです。
無酸素系運動の例としては、重量挙げ、スプリント、ジャンプ、ローイング、腕立て伏せ、腹筋トレーニング、バレーボールやテニスなどがあります。
こうした活動は、より運動強度が高く、エネルギーを急激に発散させ、酸素が足りなくなることよりも、筋肉の疲労を生じさせることが一般的です。

DR大友は普通の人が運動を考える時には筋肉を鍛える無酸素系運動(筋トレ・レジスタンストレーニング)も取り入れることを推奨しています。
成人は30分程度継続して行う有酸素系運動を週に5日、20分程度のより強度の強い無酸素系運動を週に3日行うのが良いようです。 
運動の回数や負荷を軽減する方法は加圧トレーニングを上手く用いることだと考えております。

運動不足だとどのような兆候がありますか?

運動不足であるということの証としては、体重増加だけではなく、容姿に関係してきます。

運動不足に起因する兆候は以下のようなものです。

・膝の痛み 
・筋力低下
・運動不足 
・怪我をしやすい
・特にお年寄りのバランス感覚の喪失 
・睡眠時無呼吸症やその他の睡眠障害
・柔軟性が無くなる 
・うつ病や不安
・自尊心の低さ 
・筋肉のこわばり 
・抵抗力の無さ

こうした症状がいくつか当てはまる場合は体重が減らない原因として、運動不足の要因があるかもしれません。

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ     

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